アメリカの美術館「ペンシルベニア大学美術館」その3
数ある展示品のなかでとくに興味深いのは、エジプト美術の展示に含まれるラムセスニ世のスフィンクスとともに置かれたミイラで、とても紀元前一二世紀から一〇世紀のものとは思えないほど鮮やかなヒエログリフが浮き出ていて、その意味は不明ながら、この王が保持していた強大な権力をしのばせる。
全体としては、いかにも大学付属の考古・人類学博物館らしく、地味で多分に学術的な展示なのはまぬがれないが、保存の良さ、平易で適切な解説プレートからは、人間への限りないいつくしみさえ感じられてきます。
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