アフリカの人口問題と環境問題 8
救援はこうした結果をある程度は緩和するでしょうが、村を捨てた人々をすべて元へ戻しはしません。
救援は時計を逆戻りさせることはできないのです。
この意味で飢饉は急激な社会的変化を引き起こします。
たいていは読み書きができなく、行政や近代的サービスとも無縁に暮らしてきた膨大な人数が、見ず知らずの世界に放り出され、そこに頼らざるを得なくなります。
干ばつは彼らに村を去り、家を捨てさせ、新しい人々に会わせ、新しい選択を迫ります。
皮肉にも辛酸の中でこれらの人々は自給自足でない生活を初めて体験させられます。
同時に彼らの経済的地位と自立能力はかつてなく低下しています。
この状況に救援活動員は踏み込むのです。
それが機会と危険の状況であることは明らかです。