世界の農業保護問題
各国の農業保護削減の指標とされるAMS(総合的保護計量手段)のあつかいについて。
中間レビューは各国の農業保護を協調的に削減していく手段として、AMSをなんらかの形で利用することに合意しています。
関税率と同じように、AMSを各国の農業保護の程度を計量的に示す指標として位置づけ、これを基礎として保護引下げ交渉を展開しようというのです。
しかし、これについてはさまざまな問題があります。
まず、AMSとはなにかという問題です。
これに類似したものとして、かつてOECDにおいてPSE(生産者補助相当額)、CSE(Consumer Subsidy Equivalent、消費者補助相当額)が試算されたことがあります。
しかし、その妥当性については、日本をはじめ各国からさまざまな疑問が出されています。
これらの指標の基礎となっている国際価格が輸出補助金によって歪められているのではないか、為替レートの変動をどうカウントするのか、各国の農産物自給率を考慮していないのではないか等々です。