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2011年06月 アーカイブ

世界の農業保護問題 2

とりわけこうした形式的指標にとって致命的なのは、農業の非経済的要因がまったくカウントされていないことです。


・・・とするならば、これらの要因を考慮した、参加各国が納得しうるAMSがはたして作成可能でしょうか。


次に、交渉上の問題としては、AMSを同水準にすることがはたして実質的な公平になるのかどうかという問題があります。


それぞれの参加国の国内農業の構造は歴史的にも、社会経済的にも大きく異なっているがそうした問題を捨象し、これを価格指標だけで形式的に揃えようとするのはかえって実質的な不平等を助長することになるのではないでしょうか。


もともと、このAMSという発想を強く主張したのはECでした。


ECは、一方ではこれにより域内の農業保護を抑制し農産物過剰に歯止めをかけるとともに、他方ではこれを国際交渉の指標とすることによって共通農業政策への批判をかわそうとするねらいをもっていました。


これにアメリカが部分的に同調する形で成立したのが以上のAMS合意ですが、これを交渉の具体的指標とすることは上述のようにさまざまな難点があります。


以上にみたように・・・


農業中間レビューの内容を仔細に検討すれば、そこには合意・妥協よりもむしろ対立・矛盾のほうがはるかに多いのです。

外壁リフォームの技術

麻に関しては、法華寺において、熟麻ニ百斤石灰井白土料(『古文書』)とあります。


石灰・白土ともに熟麻の使用が知られるほか、随所に「白土之藁料」あるいは「白土料」として麻が計上されています。


また同じく法華寺において「紙若干張」が、石灰土藁料(『古文書』)と記されているので、紙の使用もまた疑いないところです。


・・・さらに興福寺においては、「赤土・石灰・椿灰」と併記し「紙麻弐百参拾5斤5両」が挙げられている(『古文書』)のも、おそらく同じ用途に充てられたものでしょう。


・・・このように当時の上塗用のスサは麻または紙に限られるのですが・・・


唯一の例外として石山寺の「菩薩並御座磯形」の白土上塗において、「白土料麻五十斤」の代用として「蒲花壱百枚」の充てられたことがあります(『古文書』)。


「蒲花」はおそらく法隆寺金堂で見た蒲の穂に当るものであるでしょうが・・・


麻と紙が今日までひきつづきスサ材として使用されているのに対し、蒲はこれを最後に、遺構からも文献資料からも全くその跡を絶っています。


このため、外壁リフォームなどの技術はまだなかったものと考えられます。

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