外壁リフォームの技術 2
白土と石灰に対しては、窃の他にいま一つ重要な補助材料・・・
つまり糊(能理)料が加えられます。
白土に対するものとしては、例えば石山寺において、三升白土五斗合料下白米六升三升赤土五斗合料右仏堂塗料(『古文書』)とあります。
そのほか、白米を白土に混入する「能理」に充てた例が頻出します。
一方、稀ではありますが・・・
例えば法華寺において、荒皮壱領井用堂柱白土塗膠料井合煎(『古文書』)とあり、膠も白土の膠着剤として使用された例のあったことを推測させます。
石灰に関しては特に明瞭な記録が見出せません。
わずかに興福寺において、石灰一斗ニ升胡粉下塗用炭ニ百六十斤膠解温料(『古文書』)と記され、石灰と並んで膠を溶解するための加熱用の炭を計上していることから、やはり膠がその糊料として用いられていたことを推測させます。
・・・特にこの場合、膠は胡粉の固結材に充てられたものかもしれず、石灰に混入されたという決定的証拠とはなりません。
この時代にはもちろん外壁リフォーム技術はまだ存在していません。