世界の農業保護問題 3
形式的には合意であっても、実質的には同床異夢の作文に近いのです。
関係各国がそれぞれ自国に都合のよいように解釈する余地を多分に残し、基本的対立はほとんどそのまま次の交渉局面へ持ち越されたといっていいでしょう。
それがより具体的な制度・政策提言という形をとって現実化してくるのが、89年後半以降の各国の第二次農業提案においてです。
第二次農業提案世界農業戦略中間レビュー後ほぼ半年の休戦期間を経て、89年9月から農業交渉が再開されました。
10月のアメリカ案の提示を皮きりに、年末にかけて関係各国の第二次提案が相次いで発表されました。
・・・農業交渉はいよいよ最終局面を迎えたのです。
提示されたのはアメリカ、EC、日本、スイス、ケアンズ・グループ、韓国、北欧、オーストリアの八つの提案です。
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