世界の農業保護問題 4
第一次提案が農産物貿易、農業政策のあり方を抽象的・一般的に論じたものであったのに対して、この第二次提案はこれを具体的な制度・規律・政策として体系化したものです。
それだけに各国案の対立が明確となっています。
中間「合意」が形だけのものにすぎなかったことが、これによってはっきりしたといっていいでしょう。
それでは、これら第二次提案の具体的内容はどのようなものであり、どこがどのように違っているのでしょうか。
また、それらを通じて、何が、どのように問題にされようとしているのでしょうか。
これら第二次提案の内容は、それぞれが個性的であるばかりでなく、第一次提案に比べてかなり複雑かつ詳細なものとなっています。
問題が具体的な制度・規則の次元に及んでいる以上、それは当然です。
しかし、ここではそうした細部にまで立ち入らないことにしましょう。
以下では、大まかに主要国提案の基本的特徴とその骨組みについてみていくことにしましょう。